ベビーシューズ＆ボックスのギフト、王子誕生をお祝いしてブータン国王ご夫妻のもとへ。

2016/06/01

みなさんは今年の2月、ブータン国王ご夫妻に第1子となる王子が誕生されたのをご存知ですか？

ブータン王国と言えば国民総幸福量（GNH）という独自の考え方を国家の指標として打ち出していることで有名です。

また東日本大震災の後、国王ご夫妻が被災地を訪れて子ども達を励ましてくださるご様子や、国会議事堂・衆議院議場で行われた国王陛下のスピーチが、強く心に残っている方も多いのではないでしょうか。

そんなブータン王国とブータン国王陛下に尊敬や憧れを持っている方はたくさんいらっしゃると思いますが、私もそのような日本国民のひとりとして王子の誕生をお祝いしたいと、「ブータンに靴を届けたい！プロジェクト」始動しました。

まずは靴について調べるところから

決してブータンに詳しいとは言えない私ですが、ブータンと言えば誰もが民族衣装を着ているという印象。でも履物がどんなものか、すぐには頭に浮かびませんでした。

「民族衣装に合わせて鮮やかな刺繍があるような独特のブーツとかかな？だとしたらチョーチのシューズをもらっても迷惑かも…」

「宗教的な理由で、身につけられない素材があったりするかな…」

と弱気になりつつネットで調べると、意外に足元は私たちと同じで革靴だったりスニーカーだったりするようで一安心。

式典などの時は特別な履物を履いたりすることもあるようですが、普段履きとしては大丈夫な様子で、素材に関しても宗教的な制限はないようでした。

お祝いに贈るベビーシューズのデザインは

これについては迷わず「スニーカー・オレンジ」に。

なぜなら、こちらを参照していただくとわかるように、ブータン国旗は黄色とオレンジ、そして白い龍によって構成されていて、チョーチのスニーカー・オレンジがまさしくその3色を使っているからです。

偶然にも色味もとてもよく似ていて、これしかない！と決めました。

王子のファーストネームをボックスに

贈り物の準備を始めた時はまだ、王子のお名前は発表されていませんでした。

「2月にお生まれになって、まだお名前が決まっていないのかな？」と思っていたら、ブータンでは子どもの名前は寺院を訪れて宗教的に高い地位の方から授かるものであって、生まれた日時と星回りの関係をみたり、洗礼などの儀式もあるので一般の赤ちゃんでも生まれて1ヶ月以上経ってから決まるというような記事をみつけて「なるほど～」と納得。

やがて4月15日に命名式が執り行われてお名前が明らかになったので、ファーストネームを心をこめてボックスに入れさせていただきました。